ナツメグ吸引の危険性と健康影響

ナツメグはミュリスティカ属の植物から得られるスパイスで、甘く温かい風味が特徴です。主に菓子類に使用されますが、近年、一部のレクリエーション使用者がカットニップに混ぜてマリファナのように吸引するケースが報告されています。ハイになるためには大量のナツメグが必要で、1個以上の全体を摂取すると致死的になる危険があります。

人気の波

コネチカット州毒物管理センターのデータによると、ナツメグを合法的なハイの手段として使用するケースは波状に増減します。友人間で体験が共有されると電話が急増し、数年で減少します。1900年代初頭、1960年代、そして2010年にそれぞれ多数の報告があり、2010年だけで高用量ナツメグによる暴露が67件確認されています。

軽度の副作用

ナツメグを吸引した場合の副作用は数日間続くことがあります。主な症状は嘔吐、脱水、身体の疼痛、心拍の乱れ、倦怠感、痙攣、幻覚です。初期には寒気が現れ、続いて嘔吐と幻覚が数時間続くことがあります。翌日には口渇、めまい、立ちくらみ、抑うつ感が現れることがあります。長期的な影響は明らかではありませんが、幻覚が起こることから精神疾患のリスクが指摘されています。

精神への影響

研究によると、5〜15グラム(約1〜3個)のナツメグを摂取すると幻覚が生じます。あるケースでは、ナツメグ過剰摂取により精神的副作用を示した男性が病院に搬送され、外見は汚れ、言語は不安定で、断続的な幻覚を経験していました。血液検査や脳画像に異常は認められませんでしたが、ナツメグに含まれるミュリスティシンが原因と考えられています。

致死例

ナツメグ過剰摂取による死亡例が報告されています。8歳の少年がナツメグ2個を摂取し、すぐに意識を失い、20時間後に死亡しました。吸引ではなく摂取ですが、体重が小さい子供にとっては致死量が低くなることを示しています。ウサギ、カエル、猫を用いた動物実験でも、抑うつ、昏睡、死亡が観察されています。

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