子どもと一緒に車内で喫煙する危険性
概要
閉ざされた車内で子どもと一緒に喫煙すると、環境タバコ煙(ETS)にさらされます。ETSは4,000種類以上の化学物質を含み、健康に有害です。子どもは身体が成長途中で呼吸数も大人より高く、影響を受けやすいです。米国ではアーカンソー州やルイジアナ州などで、子どもが同乗している場合の車内喫煙が禁止されています。
呼吸器感染症
車内での受動喫煙は、喘鳴や咳、息切れ、痰などの呼吸器症状を引き起こします。米国環境保護庁(EPA)によると、乳幼児の気管支炎や肺炎は年間15万~30万件がETSに起因し、そのうち7,500~15,000件は入院治療が必要です。上気道の刺激により肺機能が低下します。
喘息
EPAは、学齢期の子どもの13人に1人が喘息を持つと報告しています。車内で受動喫煙すると、喘息の既往がない子どもでも発症リスクが高まります。既に喘息を持つ子どもでは、発作の頻度と重症度が増加します。調査によると、20万~100万人の喘息児がETSにより症状悪化を経験しています。
中耳炎
ETSにさらされると中耳に液体がたまりやすくなり、慢性中耳炎のリスクが上がります。6か月から4歳までの子どもは特に罹患しやすく、米国の子どもたちの聴覚障害の主な原因となっています。
乳幼児突然死症候群(SIDS)
2006年の米国外科医総長報告では、胎児期・出生後の受動喫煙がSIDSの発生率に影響すると指摘されています。オレゴン州肺協会によれば、SIDSは州内で乳児死亡原因第2位で、年間約430件がこの原因で死亡しています。
まとめ
車内での喫煙は子どもの健康に深刻な影響を与え、呼吸器感染症、喘息の悪化、中耳炎、SIDSなどのリスクを大幅に高めます。法律で禁じられている地域もあるため、喫煙は車外で行うことが重要です。
