喫煙が腎臓に及ぼす影響とは?
喫煙が肺や心血管系に与える影響は広く知られていますが、腎臓への影響はあまり報道されていません。米国腎臓・泌尿器疾患情報センター(NKUDIC)によると、喫煙者は腎臓病や腎臓がんのリスクが高まります。
腎臓病
喫煙は慢性腎臓病の発症リスクを高め、すでに腎臓病を抱えている人では脳卒中や心筋梗塞による死亡リスクも上昇します。
MAO-B の減少
喫煙は体内の酵素であるモノアミン酸化酵素B(MAO-B)を低下させます。ニューヨークのブルックヘブン国立研究所の調査では、喫煙者の腎臓における MAO-B 活性は非喫煙者に比べ 33〜46%低いことが分かっています。
腎臓がん
タバコの使用は腎細胞がん(腎臓がん)のリスクも高めることが、米国国立がん研究所のデータで示されています。
原因
肺がタバコ煙中の発がん性物質を血流に取り込むと、腎臓は血液をろ過する過程でこれらの化学物質を濃縮します。その結果、腎臓がダメージを受けやすくなります。
禁煙の効果
禁煙すると腎臓疾患のリスクは大幅に低減します。ただし、体が喫煙前の状態に回復するには数年かかることがあります。
