妊娠中の喫煙が胎児に与える影響
事実
米国疾病予防管理センター(CDC)のデータによると、妊娠最終3か月に喫煙する妊婦は約13%です。タバコの煙には2,500種以上の化学物質が含まれており、特に一酸化炭素とニコチンが胎児と妊娠に悪影響を及ぼすとされています。
- 一酸化炭素は血色素と結合し、胎児への酸素供給を妨げます。
- ニコチンは胎盤を通過し、母体が受けるよりも高い濃度で胎児に蓄積されます。
胎児への影響
喫煙する妊婦は、低体重児(5ポンド8オンス未満)を出産する確率が約2倍に上がります。また、早産のリスクも高く、低体重・早産は脳性麻痺や知的障害のリスクを増大させます。さらに、妊娠初期の喫煙は先天性心疾患の発生率を高めることが報告されています。
妊娠合併症
喫煙は以下のような合併症のリスクを倍増させます。
- 前置胎盤(胎盤が子宮口を覆う)
- 胎盤早期剥離(胎盤が子宮壁から早期に離れる)
- 破水の早期発生(妊娠37週前の破水)
出生後の赤ちゃん
喫煙した母親の赤ちゃんは、肺機能の低下、離脱症状、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高まります。特に、SIDSは喫煙母親の子どもで約3倍に増加します。また、過度の落ち着きのなさや興奮状態が見られ、落ち着かせるのが難しいことがあります。
考慮すべき点
受動喫煙も胎児に害を及ぼします。たとえ自分が直接喫煙しなくても、周囲のタバコの煙にさらされるだけで、低体重児を出産する確率が約20%上昇します。
