膝全置換手術とは?

機能

膝全置換手術は、変形や損傷した骨と軟部組織を除去し、人工関節で置き換えることで、滑らかに動く関節を再現することを目的とします。軟骨がすり減って骨同士が直接摩擦する状態では、激しい痛みが続きますが、人工関節に置き換えることで痛みが軽減し、日常動作が楽になります。

重要性

膝の痛みや機能低下が進むと、歩行や椅子からの立ち上がりといった基本的な動作すら困難になります。スポーツや激しい動きはもちろん、普通に生活するだけでも大きな障壁となります。膝全置換術により、これらの日常活動が改善され、リハビリ後は痛みのない安定した歩行が可能になります。

手術の流れ

標準的な手術では、膝の正中部に約15〜20cmの切開を行い、股関節上端の大腿骨遠位部、脛骨近位部、そして膝蓋骨を除去します。その後、人工関節を骨に固定し、ピンやスクリュー、セメントで固定します。靭帯や腱は再付着させ、手術部位を縫合して終了です。術後は当日からリハビリを開始し、通常6か月から1年で日常生活に復帰できます。

種類

膝全置換術には主に3つのタイプがあります。

  • 標準的な全置換手術(最も一般的)
  • 低侵襲全置換手術:4〜15cmの小さな切開と内視鏡カメラを用いて行う手術
  • 単顆関節置換手術:膝のうち一部(内側・外側・前十字靭帯領域など)だけが損傷している場合に、その部位だけを置換する手術

誤解と注意点

手術後に「元の膝と同じように完璧になる」と考えるのは誤解です。人工関節は自然の膝と同等の機能は提供しますが、耐久性や使用感には限界があります。過度な負荷や激しいスポーツは避け、適切なケアと定期的なフォローアップで長く使用できるようにしましょう。

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