膝関節置換手術後の可動域はどれくらいですか?
術後の可動域(ROM)について
膝関節置換手術を受けた後は、徐々に膝の動きと柔軟性が回復します。得られる可動域は個人差があり、年齢・全身の健康状態・手術方法などが影響します。
回復初期の様子
手術直後は腫れや違和感があり、可動域は制限されます。術後すぐに理学療法を開始し、膝周囲の筋肉を強化しつつ、可動域と安定性の向上を目指します。
リハビリで行う基本的なエクササイズ
回復初期は膝をできるだけ楽に曲げ伸ばしする軽いエクササイズに取り組みます。理学療法士が個別の可動域目標を設定し、指導してくれます。
目安となる可動域
多くの患者は手術後に0度から約120度まで膝を曲げることが可能です。中にはそれ以上の可動域を得られる人もいますが、無理をせず徐々に伸ばすことが重要です。
可動域回復のスケジュール例
術後1〜2週間:痛み管理・腫れ軽減・血栓予防が中心。Continuous Passive Motion(CPM)装置で膝をゆっくり動かし、可動域を促進します。
術後2〜4週間:痛みと腫れが落ち着き、正式な理学療法が開始。可動域向上と膝筋の強化エクササイズを実施します。
術後4〜8週間:可動域はさらに改善し、立ち上がりや歩行といった日常動作の練習を行います。
術後8〜12週間:かなりの可動域が確保でき、バランスや協調性のトレーニングにシフトします。
術後12週間以降:日常生活のほとんどの動作が制限なく行えるようになります。理学療法士と共に細かな調整を続け、膝機能を最適化します。
重要なポイント
回復速度は人それぞれです。医師や理学療法士の指示に従い、無理なく段階的にリハビリを進めることが安全で成功した回復につながります。
