関節穿刺(関節の外科的穿刺)とは?
関節穿刺(関節の外科的穿刺)とは
関節穿刺(アーソロセントーシス)は、針を関節腔に挿入し、関節液を採取したり薬剤を注入したりする医療手技です。診断目的と治療目的の両方で用いられます。
診断目的
関節液を採取して検査することで、以下のような疾患の診断に役立ちます。
- 感染症(化膿性関節炎)
- 炎症性疾患(リウマチ性関節炎)
- 結晶性疾患(痛風、偽痛風)
- 外傷
- 腫瘍
治療目的
関節穿刺は次のような治療にも利用されます。
- 過剰な関節液の除去(腫れや痛みの軽減)
- ステロイド注射(炎症抑制)
- ヒアルロン酸注射(関節潤滑の改善)
- 抗生物質注射(感染症治療)
- 幹細胞注射(組織修復促進)
手順
通常は外来診療室で行われます。患者は楽な姿勢で関節部位の皮膚を消毒し、局所麻酔を注射して感覚を鈍らせます。その後、針を関節腔に挿入し、シリンジで関節液を吸引します。採取した液は検査に回され、必要に応じて薬剤を同時に注入します。
リスク
関節穿刺は比較的安全ですが、稀に以下の合併症が起こることがあります。
- 出血
- 感染
- 神経損傷
- 関節損傷
回復・アフターケア
手技後は関節に軽度の痛みや腫れが生じることがありますが、数日で自然に改善します。安静にし、過度な負荷を避けるよう指示されることが一般的です。
