胸鎖乳突筋が収縮するとどうなるか?
胸鎖乳突筋の役割と収縮時の動き
胸鎖乳突筋(SCM)は、首の前側と外側に位置する対になる筋肉で、胸骨と鎖骨から始まり側頭骨の乳様突起に付着します。主に以下の動きを司ります。
- 屈曲:頭を前に曲げる。
- 回旋:頭を反対側へ回す。
- 側屈:同側へ頭を横に傾ける。
- 伸展補助:他の伸展筋と協力して頭を後方に伸ばす。
これらの動きに加えて、胸鎖乳突筋は姿勢維持やバランス保持にも重要です。収縮すると次のような効果があります。
- 頭部を直立させ、体と一直線に保つ。
- 頭が前方や一側に垂れ下がるのを防止。
- 首を安定させ、気道を確保する。
神経支配と臨床的意義
胸鎖乳突筋は副神経(第XI脳神経)によって支配されます。頸椎の可動域やバランス、姿勢評価の指標として用いられ、また美容目的でボツリヌス毒素注射の対象になることもあります。
