前立腺経尿道切除術(TURP)後の合併症と回復のポイント
前立腺経尿道切除術(Transurethral Resection of the Prostate、略称TURP)は、前立腺肥大症(BPH)による尿道閉塞を改善するための手術です。BPHは前立腺の良性増殖により尿道が圧迫され、排尿困難や血尿、腎機能障害、膀胱結石などの症状を引き起こします。症状自体は致命的ではありませんが、生活の質を大きく低下させるため、多くの患者が手術を選択します。
術後に予想される主な合併症と対処法
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逆行性射精
手術後、精子が膀胱に流れ込む逆行性射精が起こりやすくなります。勃起機能は保たれますが、自然妊娠が困難になるため、妊娠を希望する場合は体外受精などの代替手段を医師と相談してください。
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勃起障害
手術前に問題がなくても、術後に勃起が得にくくなることがあります。血管系や神経系への影響が原因と考えられ、医師の指導のもと、薬物療法や物理的刺激法を試みることが推奨されます。
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尿失禁
術後に尿のコントロールが低下し、軽度の漏れから完全失禁まで症状は個人差があります。カテーテル除去後は、医師の指示に従い、必要に応じて成人用おむつや骨盤底筋トレーニングを取り入れましょう。
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頻尿・尿意切迫感
膀胱が敏感になるため、トイレに行く回数が増えることがあります。尿意が強くても、まずは座位でリラックスし、過度な水分摂取を控えるなどの工夫が有効です。
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排尿時の疼痛(尿道狭窄)
手術部位の瘢痕化により尿道や膀胱頸部が狭くなると、排尿時に痛みや違和感が生じます。症状が続く場合は、再評価や拡張術が検討されます。
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TURP症候群
術中に使用した吸引液が過剰に体内に吸収されると、吐き気・高血圧・徐脈・意識混濁などの症状が現れます。発症率は約2%で、通常は6時間以内に利尿剤で対処すれば回復します。
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日常生活の注意点
重いものを持ち上げる、運転や機械操作を行う、急な体位変換は術後数週間は控えてください。また、便秘や尿路感染症を防ぐために、十分な水分摂取と食物繊維の多い食事を心がけましょう。
上記の合併症は多くの場合一過性であり、適切なケアと医師のフォローアップにより徐々に改善します。術後の不安や疑問は遠慮せずに担当医に相談し、安心して回復に臨んでください。
