BMT(両側鼓膜切開チューブ留置術)とアデノイド摘出術の概要
アデノイド摘出術と両側鼓膜切開チューブ留置術(BMT)は、アデノイド(咽頭扁桃)を除去し、鼓膜にチューブを挿入する外科手術です。主に幼児に行われますが、成人でも適応があります。
手順
- 全身麻酔下で手術を行い、患者は手術中ずっと眠った状態です。多くは外来または同日退院が可能で、合併症がなければ入院は不要です。
- アデノイド摘出は口腔内からの切除が一般的ですが、手法は医師により異なります。BMTでは鼓膜に小さな切開を加え、チューブを挿入します。
目的
- 鼓膜の後方にたまる液体や反復性の中耳炎を予防・改善することです。家族歴や構造的異常が原因の場合にも効果が期待できます。
- 適切な排液路を確保することで、将来の中耳炎リスクを低減します。
リスク
- 全ての外科手術と同様に、麻酔に対する反応、過度の出血、感染の可能性があります。
- チューブに関しては、将来的に再度チューブ交換が必要になることがあります。
その他の考慮点
- アデノイド摘出と同時に扁桃摘出(トーンシレクトミー)を行うことがあります。これは患者の喉の問題(例:再発性扁桃炎)の有無に応じて判断されます。
- 場合によっては、まずトーンシレクトミーを実施し、その後BMTだけで症状が改善するか評価することもあります。
手術後は定期的なフォローアップが推奨されます。
