指の靭帯手術の概要と適応症

指の骨を結ぶ強靭な組織は靭帯と呼ばれます。指の骨に外傷が加わると、靭帯も損傷します。氷冷、テーピング、安静、薬物療法、スプリントなどの保存的治療で改善しない場合、手術が検討されます。

診断と外来手術の可否

軽度の指靭帯損傷は外来手術で治療可能です。局所麻酔下で手術を行い、当日帰宅できます。米ワシントン大学整形外科・スポーツ医学部のサイトによれば、関節リウマチに対する手術は、入院・外来の両方に対応できる医療センターで、認定手外科医が行うべきとされています。

脱臼

指の脱臼は、指の骨が本来の位置からずれ、靭帯が伸びたり損傷したりした状態です。強いねじれ、過度の屈曲、指先の衝突などが原因となります。重度の脱臼では、骨を元の位置に戻す整復と同時に、損傷した靭帯の修復が必要です(NYU医学センター参照)。

捻挫

指の捻挫は、転倒時や直接的な打撃により起こります。スポーツ中に指が他の選手やボール、用具に挟まれることが多く、痛みと腫れを伴います。医師はMRIで靭帯の損傷程度を評価し、骨片が脱落したり靭帯が完全に断裂した場合は手術が必要です(Sports Science Orthopaedic Clinic参照)。

手根管症候群

手根管症候群は、前腕から手へ走る正中神経が手首の狭いトンネル内で圧迫されることで起こります。親指と指先(小指除く)の感覚や、親指・指の小さな筋肉の動きを司ります。原因は手の過度使用、手根管が狭い、振動工具の使用などです。手術は手首の靭帯と骨からなるトンネルを切開し、正中神経への圧迫を軽減します。

リウマチ性関節炎

リウマチ性関節炎は関節を覆う滑膜が炎症を起こし、靭帯や腱が伸びて関節変形を引き起こします。両手に症状が出やすく、進行すると機能低下が顕著になります。手術は結節や骨棘の除去、関節の変形予防を目的とし、重症例では関節置換、関節固定、滑膜除去などが検討されます(American Society for Surgery of the Hand参照)。

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