手術の目的
眼球除去手術は、他に適切な治療法がない場合に行われます。眼内の悪性腫瘍、重度の感染、深刻な外傷、または外観上の問題(眼球が大きく損傷している場合)などが主な適応です。
手術を担当する医師
この手術は、眼科形成・再建外科医(オプトミック・プラスチック・リコンストラクティブ・サージョン)によって行われます。彼らは米国眼科形成・再建外科学会のフェローシップなど、眼専門の高度な研修を受けています。
除核と摘出(エビサレーション)の違い
除核は眼球全体を取り除く手術です。一方、エビサレーションは眼球の白い部分や眼筋は残し、眼球内部のみを除去します。どちらを選択するかは患者さんの状態と目的によります。
手術の流れ
患者の年齢や健康状態に応じて、外来手術または入院手術が選ばれます。全身麻酔下で行われ、手術後はゴムやポリエチレン製のインプラントを眼窩に装着し、眼筋を取り付けます。
術後の注意点
出血や感染のリスクがあります。特に抗凝固薬を服用中や出血傾向のある方は出血しやすく、疼痛管理が中心です。感染は抗生物質で対処し、手術直後は抗生物質とステロイドを含む点眼薬を1日2回、約1か月間使用します。数週間後には眼科専門の義眼装具師(オキュラリスト)がカスタム義眼を作成し、自然な色合いに仕上げます。患者さんは通常通りの生活に復帰できますが、生涯にわたり定期的な眼科検査が必要です。
