胸腺切除術後の回復ガイド

胸腺切除術は、主に重症筋無力症の治療として行われます。重症筋無力症は胸腺に異常を来す疾患で、根本的な治療法はありませんが、胸腺を除去することで症状のコントロールが期待できます。手術後は徐々に症状が改善し、多くの患者は手術後6か月から1年で最も大きな改善を感じます。

回復の手順

  1. 担当外科医に、どの手術法が自分に最適か確認してください。全胸骨切開の場合は数日間の入院と胸管が必要です。一方、頸部経由胸腺切除は回復が早く、痛みも軽減されます。

  2. 医師の指示通りに入院期間を守りましょう。感染などの合併症や、重症筋無力症の症状が出た場合は、延長が必要になることがあります。

  3. 深呼吸や咳、体位変換の指示を遵守してください。呼吸機能と筋力の評価のため、頻繁にベッド上で体を動かすことが求められます。通常、1〜3日で退院できます。

  4. 術後に発熱、寒気、切開部の発赤・疼痛増悪、分泌物・出血、嘔吐、呼吸困難、下肢の腫れや異常排尿などの症状が現れたら、直ちに医師へ連絡してください。

  5. 全胸骨切開を受けた場合は、仕事や学業に復帰するまで最大3か月の休養が必要です。頸部経由手術の場合は、1〜2週間で復帰できることが多いです。

  6. 術後は神経内科医と密に連携し、薬剤の効果を確認しましょう。症状が安定して初めて仕事に復帰できます。

回復期間中は無理をせず、医師や看護師の指示に従うことが早い回復につながります。

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