脊椎固定術の概要と注意点
脊椎固定術(スパイナル・フュージョン)は、椎骨を融合させて動きを止め、背部の様々な疾患を改善する手術です。手術のリスクとベネフィットは十分に説明を受け、整形外科医と相談のうえで決定する必要があります。
適応症
- 保存的治療が効果を示さない背部疼痛、脊柱管狭窄症、すべり症、側弯症、骨折など。
手術方法
- 前方(前方)または後方(後方)から切開し、椎間板を除去(椎間板切除)し、骨棘除去(椎弓切除)や椎間孔拡大(椎間孔形成)で神経根の圧迫を緩和します。
- 自家骨(骨盤から)または骨バンクから採取した骨移植片を椎体間に挿入します。骨移植代替材は研究段階で、広くは使用されていません。チタンや炭素繊維製のインターボディケージに骨片を充填し、ペディクルスクリューでさらに固定する方法もあります。
- 手術時間は平均約3時間ですが、症例により12時間まで延長することがあります。術後約3か月で新骨が形成され、椎体間の融合が進行します。
リスク
- 血栓、感染、心筋梗塞、脳卒中、脊髄神経損傷などの重篤な合併症が起こり得ます。また、疼痛が完全に軽減しないケースもあります。
術後管理
- 脊椎固定術は他の脊椎手術に比べ疼痛が強くなることが多いと北米脊椎学会が報告しています。入院数日間で疼痛管理と合併症予防を行い、術後数週間は硬い背部ブレースを装着します。回復過程で「ローリング」など新しい動作法を習得し、再損傷を防止します。
