インセンティブスピロメーターの目的とは?
術後患者にとって最も危険な合併症のひとつは肺炎です。看護師が促す重要な対策は、歩行とインセンティブスピロメーターの使用です。
肺機能の重要性
肺の機能単位である肺胞はブドウの房のように集まっています。肺胞は吸入された空気を受け取り、酸素を血液へ移し、二酸化炭素などの老廃ガスを呼気として排出します。日常的な呼吸や軽い動作でも肺の下部まで開かれた状態を保つことができます。
手術後の体液排出
手術中に体内に入る余分な体液は、主に発汗と呼吸によって排出されます。呼気の際には水分が含まれ、肺にたまる液体を減らす効果があります。
インセンティブスピロメーターの役割
インセンティブスピロメーターは、ピンポン球やプラスチックピストンが付いた簡易呼吸訓練器具です。口に装着したマウスピースから深く息を吸うと、球が上昇し、目標となる目盛りが示されます。この動作により、肺全体、特に下部の肺野までしっかりと空気が入ります。肺胞への換気が増えることで体液の蓄積が抑えられ、肺炎のリスクが大幅に低減します。
定期的にインセンティブスピロメーターを使用し、医師や看護師の指示に従って行うことが回復を促進します。
