結腸異形成の治療

異形成は細胞の異常な増殖を指し、ポリープや腫瘍として現れることがあります。結腸に異形成が見られると、結腸がんのリスクを示唆します。結腸鏡検査で容易に診断でき、検査結果に基づいて治療方針が決定されます。

ポリープ切除術

結腸にポリープが見つかった場合、内視鏡医はポリープ切除術(ポリペクトミー)を実施します。この手術は大腸内視鏡検査と同時に行われ、バイオプシーフォーシスで小さなポリープを摘出し、がん細胞の有無を検査します。大きなポリープの場合は、電気メス(ボヴィー)で焼灼しながら切除します。稀に腸壁が裂ける、出血するなどの合併症が起こることがあります。

ポリープ切除後のフォローアップ

単一のポリープが見つかった場合でも、他に潜在的なポリープが存在する可能性があります。そのため、医師は定期的な大腸鏡検査の頻度を上げ、すべての異形成を早期に発見・治療することを勧めます。

予防

研究によると、アスピリンの服用が新たなポリープの発生リスクを低減する可能性があります。ただし、出血リスクがあるため、医師と相談の上で使用してください。食事面では、カルシウムを多く含む牛乳、ブロッコリー、サーモン、豆腐などを積極的に摂取し、脂肪分の多い食品は控えて野菜や果物を中心としたバランスの良い食事を心がけましょう。また、適正体重の維持もポリープ形成予防に有効です。

家族性腺様ポリポーシス(FAP)

FAPは遺伝性疾患で、思春期から急速に結腸に多数のポリープが形成されます。大腸鏡検査時に数千個ものポリープが見られ、がんリスクが極めて高くなるため、結腸全摘術(結腸切除術)が必要です。手術では結腸全体を除去し、残された約5インチ(約12cm)の直腸に小腸を接続します。この術式により排泄機能が維持され、がんリスクが大幅に低下します。

予後

これらの治療は結腸がんのリスクを低減しますが、がんがすでに転移している可能性は残ります。術後は定期的ながん検査を受け、がんがないことを確認することが重要です。

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