成人が扁桃摘出術を受ける理由

扁桃摘出術は小児でよく行われる手術ですが、成人でも必要になるケースがあります。扁桃は口腔の奥にあるリンパ組織で、炎症や感染が繰り返されると手術が検討されます。手術はワイヤーループ、レーザー、電気凝固など様々な方法があり、局所麻酔だけで済むこともあります。

咽頭炎(Pharyngitis)

咽頭炎は鼻の奥から喉頭までの領域が炎症を起こす状態です。軽度の喉の痛みから、ウイルス性のインフルエンザ様症状まで幅があります。ウイルス性だけでなく、細菌性(例:溶連菌性喉頭炎)もあります。成人で繰り返し咽頭炎を起こす場合、扁桃摘出が選択肢となります。

再発する細菌感染

細菌性の喉頭感染が頻繁に起こると、扁桃組織が損傷しやすくなります。炎症が続くと、白い斑点や嚥下・呼吸困難、膿が口腔内に出ることがあります。特に溶連菌感染は再発しやすく、根本的な対策として扁桃摘出が推奨されます。

扁桃炎(Tonsillitis)

扁桃炎は扁桃が炎症を起こす状態で、感染が原因です。発熱、黄色い分泌物、喉の痛み、頸部リンパ節の腫れ、赤く腫れた扁桃が主な症状です。慢性・再発性の場合、医師は扁桃摘出を勧めることが多いです。

扁桃石(Tonsillith)

扁桃石は扁桃のくぼみ(crypt)にたまる硬い小片で、食べかすや細菌が固まってできます。口臭の原因となり、刺激が強いことがあります。日常的にブラッシングで除去できますが、慢性的に繰り返す場合や大きな石ができる場合は、根本的な解決策として扁桃摘出が検討されます。

扁桃周囲膿瘍(Peritonsillar Abscess)

扁桃周囲膿瘍は非常に痛みを伴う感染で、膿が扁桃の周囲にたまります。一度発症すると再発しやすく、再発予防のために扁桃摘出が最適です。

その他の理由

睡眠時無呼吸症候群やいびき、鼻腔の閉塞など、気道が狭くなることで睡眠の質が低下する場合も、扁桃摘出が有効です。

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