甲状腺手術の主な副作用と予防ポイント
甲状腺手術は、癌性または良性の結節、甲状腺腫(甲状腺肥大)、過活動甲状腺(バセドウ病)などの治療目的で行われます。手術方法には、部分的に切除する生検や腫瘍摘出、甲状腺葉の半分を切除する葉切除、全摘出の全甲状腺摘除があります。
出血
手術後の出血は最も注意が必要な合併症で、呼吸困難を引き起こすことがあります。重篤な場合は死亡原因にもなります。
声帯・神経障害
喉頭神経が損傷すると、一時的または永続的な声のかすれや声量低下、嚥下障害が起こります。
副甲状腺障害
腫瘍が侵襲的でリンパ節転移がある場合、副甲状腺が損傷しやすく、低カルシウム血症(低副甲状腺機能)を招くことがあります。
甲状腺機能低下症
甲状腺癌の治療目的で全摘出した場合、術後に甲状腺機能低下症となり、甲状腺ホルモン補充が必要になります。
術者の経験不足
経験の浅い外科医が手術を行うと、全体の約2%で重大な合併症が報告されています。手術前に、甲状腺手術の専門訓練を受けた医師を選ぶことが重要です。
