船酔いに効く生姜の活用法
海上での揺れが引き起こす吐き気は、語源的に「船」を意味するギリシャ語が語源です。市販の乗り物酔い止めは眠気やだるさなど副作用があることが多いですが、代替医療の専門家は、生姜(新鮮なものでもエキスでも)なら副作用なく安全に効果が期待できると評価しています。乗り物酔いしやすい方は、次の旅行の前に生姜ティーやエキスを用意しておくと安心です。
乗り物酔いとは
乗り物酔いは、吐き気を主症状としますが、胃そのものの問題ではありません。海の波や車の揺れなど、繰り返し起こる身体の動きが内耳を刺激し、脳が感覚情報を正しく統合できなくなることが原因と考えられています。主な症状は、吐き気、嘔吐、めまい、発汗です。
従来の治療薬と生姜の比較
『The Green Pharmacy』のジェームズ・デュークスは、従来の乗り物酔い薬としてジメンヒドリナート(眠気やぼんやり感を引き起こす)や、スコポラミンを含む経皮パッチがあると指摘しています。デュークスによれば、ジメンヒドリナートと生姜を比較した研究では、生姜の効果が約2倍持続したと報告されています。また『Herbal Remedies』でも、生姜は乗り物酔いによる吐き気に対して十分に研究された安全な対策と結論付けられています。
生姜の摂取方法
旅行前に生姜ティーやエキスを摂取すると効果的です。デュークスは、出発30分前に生姜カプセル2粒を服用することを推奨しています。
胃を落ち着かせるティーの作り方:生姜2インチ(約5cm)を刻み、沸騰した湯に入れます。そこにカモミール、フェンネル、オレンジピール、ペパーミントを少量加えてかき混ぜます。
ジューサーがある場合は、リンゴ2個、梨1個、生姜1インチ(約2.5cm)を混ぜてフレッシュジュースにします。別バリエーションとして、人参4本、リンゴ1個、生姜1インチを組み合わせても美味しいです。
ジンジャーエールも有効ですが、必ず本物の生姜を使用してください。詳しいレシピは『The Green Pharmacy』をご参照ください。
生姜の摂取量と注意点
製品の使用説明書に従うことが基本です。『Herbal Remedies』の推奨は以下の通りです。
- 新鮮な生姜:1日あたり2〜4g、週最大1オンス(約28g)
- 乾燥生姜:1日あたり1〜2g、週最大½オンス(約14g)
妊婦は1日最大2gに留めてください。抗凝固薬を服用中の方は、乾燥生姜は1日2g、新鮮生姜は4gまでに制限してください。
その他の注意事項
生姜は主に吐き気を和らげますが、すべての酔い症状を完全に取り除くわけではありません。アルコールや辛い食べ物・高脂肪の食事は控え、できるだけ揺れの少ない座席に座るなどの工夫も併せて行いましょう。
