TCM(伝統中国医学)による線維筋痛症治療
線維筋痛症とその症状
線維筋痛症は主に女性にみられ、個々に異なる症状が現れる疾患です。標準的な検査では診断が難しく、全身に広がる疼痛、不眠、疲労、抑うつなどが代表的な症状です。
中国医学のアプローチ
Wei Liu, TCMD, LAC と Changzhen Gong, PhD, MS が執筆した「Chinese Medicine for Fibromyalgia」によれば、中国医学は症状を病態パターンに分類し、何世紀にもわたる臨床経験に基づいてそのパターンを治療します。
気功(瞑想とエクササイズ)
気功は体内の気(Chi)と血液の流れを促進することを目的とし、瞑想と軽度の運動でストレスによる気の滞りを解消します。
ウォーキング、ヨガ、太極拳は過度な負荷をかけずに血流と筋緊張を緩和するため推奨されます。運動と運動の間は1日休養を取り、身体の回復を図りましょう。
中国ハーブ療法
以下の薬草が線維筋痛症の緩和に用いられます。
- 白芍(バイシャオ、白ダリア根)― 抗炎症作用で疼痛を軽減。
- 秦艽(チンジアオ、苦根)― 筋肉痛の緩和。
- 独活(ドゥホ、アンジェリカ根)― 痛みを和らげる。
- 延胡索(イエンフスオ、リスの穀)― 血液を活性化し、気の流れを促進。
- 郁金(ユウジン、ウコン根)― 炎症と疼痛の軽減に効果。
鍼灸
小規模な研究では疼痛軽減や睡眠改善が報告されていますが、2005年7月5日の『Annals of Internal Medicine』に掲載された記事によると、鍼灸の有効性を示す統制試験はまだ実施されていません。
注意点
妊娠中の方は漢方薬を使用する前に必ず医師に相談してください。また、漢方薬は過剰に摂取すると逆効果になることがあります。適量を守りましょう。
