甘草根抽出物の使用法

甘草(学名:Glycyrrhiza glabra)は、ヨーロッパ、アジア、中東に自生する開花植物です。古くから薬草として利用され、粉末や切片、カプセル、錠剤、酢浸し、ティー、外用ゲルなど様々な形で販売されています。甘草根は料理や医療の両面で幅広く活用されています。

内部療法

  • 甘草は、喘息や咳の治療に古くから用いられ、去痰・鎮咳作用が期待されています。喉の炎症を和らげ、粘液や痰の排出を助けるほか、口内炎や消化不良、潰瘍の緩和にも効果があるとされています。メリーランド大学医学センターの報告によると、甘草は体脂肪の減少に寄与する可能性がある一方で、水分保持を促すことも示唆されています。

外用用途

  • 甘草は湿疹、嚢胞、かゆみなどの皮膚トラブルに対するハーブとして使用されます。甘草に含まれるグラブリジンは炎症を抑制し、化粧品ではにきびや日焼け後のダメージ軽減に役立ちます。2003年のマザンダラン医科大学の研究では、1〜2%の甘草抽出液を含むゲルがアトピー性皮膚炎のかゆみと不快感を軽減する効果が示されました。また、リクイリチンはメラズマ(肝斑)改善にも有効とされています。

料理での利用

  • 甘草根エキスは、ルートビアやフルーツジュース、シロップ、アルコール飲料などに甘味と独特の風味を加えます。キャンディーにも少量使用され、多くは2%未満の甘草抽出物で、主な風味はアニスや合成代替品が担っています。ガム、ベーカリー製品、医薬品にも風味付けとして利用されています。

たばこ産業での利用

  • 甘草はシガーやチューインタバコ、パイプタバコなどのフレーバーとして広く使用され、ニコチンの刺激感を和らげ、滑らかさと味わいを向上させます。また、湿度保持や保存性の向上、香りの均一化にも貢献し、煙に甘い香りを付加し、口や喉の乾燥を軽減します。

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