ステロイド注射の反応と副作用
体内に注射されるステロイドは「コルチコステロイド」と呼ばれ、主に合成コルチゾンが使用されます。炎症を抑えて痛みを軽減する効果があり、関節炎や滑液包炎、アレルギー反応など、局所的な炎症症状の治療に用いられます。
コルチコステロイドとは
コルチコステロイドは体内で自然に分泌されるホルモン「コルチゾール」に似た合成薬です。速効性があり、過剰に働く免疫系を抑えて炎症をコントロールします。経口、外用、吸入、注射、静脈投与のいずれでも使用できます。
痛み(ステロイドフレア)
注射部位に起こる最も一般的な反応は、痛みや不快感です。これは「ステロイドフレア」と呼ばれ、ステロイドが結晶化して炎症部位にさらなる刺激を与えることで起こります。冷却パックで簡単に緩和できます。
感染症リスク
皮膚を針で貫通すると感染のリスクは常に伴います。特に注射前にアルコールで消毒しない場合は注意が必要です。ステロイドは免疫抑制作用があるため、感染が疑われる部位への注射は禁忌です。感染が広がる恐れがあります。
皮膚変色
注射部位の皮膚が白くなることがあります。特に色素が濃い方に多く見られ、数か月で自然に回復します。
血糖値の上昇
糖尿病患者はステロイド注射後に血糖が上昇することがあります。ステロイドはインスリンの作用を阻害し、肝臓からの糖放出を増加させます。血糖管理が必要な場合は医師に相談してください。
