Dermisil(デルミシル)でスキンタグを除去する方法
スキンタグは見た目が不快なだけで、ほとんどの場合医学的な問題はありません。従来は皮膚科や外科での処置が必要とされていましたが、天然成分を配合した製品を定期的に使用するだけで除去できると主張する会社「Dermisil(デルミシル)」があります。処方箋や医師の診察は不要です。本当に効果があるのでしょうか?
スキンタグとは
スキンタグは良性の皮膚増殖物で、首や顔、まぶた、腕、胸、乳房下、脇の下、時には脚にできることがあります。原因は不明ですが、主に高齢者、妊婦、2型糖尿病患者、肥満の人に多く見られます。
症状自体はなくても、シェービング時に引っかかったり、衣服との摩擦で炎症を起こすことがあります。
医療機関で行われる除去法
- 凍結療法(クリオサージェリー): 液体窒素で凍結し除去。
- 焼灼療法(カウタリゼーション): 高温で焼いて除去。
- 結紮法(リゲーション): 血流を遮断し自然に壊死させる。
- 外科的切除(エクシジョン): 局所麻酔下で外科的に切除。
Dermisil(デルミシル)とは
Dermisilは、疣贅(いぼ)や疥癬(かいせん)、ヘルペス、伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)など、皮膚や粘膜の様々なトラブルに対応する天然成分製品を提供するブランドです。公式サイトでは「全て自然由来で高い効果がある」と謳われています。
有効性に関する臨床研究は同社が自社サイト(Dermisil.com)に掲載しているもののみで、外部の独立した検証は行われていません。
スキンタグ除去用製品
Dermisilは、スキンタグ用のトピカル製品を販売しており、定期的に塗布するとタグが乾燥し、最終的に剥がれると主張しています。製品に含まれる主な成分は、ティーツリーオイル抽出物のα-テルピネン、ティーツリーオイル(Melaleuca alternifolia)、ヒノキ(Thuja occidentalis)、そしてヒマシ油の原料であるキャスター豆(Ricinus communis)です。
パーデュー大学の研究によれば、キャスター豆やキャスターオイルは適量であれば動物や人に毒性を示す天然毒素とされています。これがスキンタグ組織を死滅させる可能性がありますが、メーカー側からは具体的なエビデンスやメカニズムの説明は提示されていません。
以上の点から、Dermisilのスキンタグ除去製品は興味深いものの、科学的根拠が不足している点に留意が必要です。
