シラジットの副作用と使用上の注意

シラジットは、インド北東部やアジアの高山地域で岩の割れ目から夏に滲み出る、ミネラルを多く含む有機化合物です。別名「アスファルト」や「ミネラルピッチ」とも呼ばれ、黒色がアーユルヴェーダ製剤に最も利用されています。主成分は腐敗した植物質で、アルブミノイド、ベンゾ酸塩、各種金属(鉄、銅、カルシウムなど)やフラボノイド類が含まれます。

主な効能とされるもの

  • 抗老化、性機能改善のほか、貧血、関節炎、喘息、糖尿病、むくみ、てんかん、胆石、痔核、不妊、腎結石、生理不順、皮膚疾患(ハンセン病含む)、甲状腺疾患などへの効果が期待されています。

有効性に関するエビデンス

  • 動物実験では鎮痛・抗炎症・抗不安作用が確認され、潰瘍の改善効果も示唆されています。一方、気管支炎や心不全・高血圧に対する効果は認められていません。

副作用

  • 体内で尿酸の産生を増加させるため、痛風患者は症状が悪化する可能性があります。マウス実験では1日あたり体重1kgにつき3gまでの投与で有害な反応は報告されていません。

使用上の注意

  • 現在までにヒトを対象とした臨床試験は実施されておらず、健康への影響は不明です。
  • 多くの製品はインドから輸入され、重金属(ヒ素、鉛、マーキュリー)汚染が問題となっています。2005年にカナダ保健局は、重金属が健康被害を引き起こすとしてシラジットカプセルの販売を禁止しました。
  • シラジットは鉄分が豊富です。マルチビタミンなど鉄を含むサプリと同時に摂取すると、鉄過剰症(嘔吐、下痢、意識障害、ショックなど)を起こす恐れがあります。

以上の点から、シラジットを使用する際は製品の品質確認と医師への相談を推奨します。

アーユルヴェーダ - 関連記事