馬イラクサの利用と注意点
歴史的な利用
アメリカ先住民は馬イラクサを口内洗浄に用いて喉の痛みを和らげ、内部に取り込んで寄生虫駆除に利用していました。また、イボイロや犬の疥癬(かいせん)の外用薬としても使われました。さらに、てんかん、喘息、気管支炎、その他の痙攣性疾患の治療にも用いられ、現在でもその効果が研究されています。加えて、ガラガラヘビの咬傷治療にも使用された記録があります。
現代の利用
馬イラクサは現在、追加の治癒効果を探る研究が進められています。成熟した実は若葉に比べてソラニン含有量が低く、成熟果実は利尿作用や関節炎の緩和、鎮静・抗痙攣剤として利用されています。ハーブ療法を行う専門家は、熟したベリーを鎮静剤や抗痙攣剤として、また利尿剤として処方することがあります。
使用上の注意
馬イラクサの全草は人・動物に対して強い毒性があります。医師の監督なしに内部投与は絶対に避けるべきです。皮膚に触れただけでも刺激や炎症を起こすことがあります。
ソラニンについて
ソラニンはナス科の他の植物(ジャガイモ、トマト、ナス)にも含まれますが、馬イラクサほど高濃度ではありません。ソラニン中毒は子どもの死亡例も報告されており、馬イラクサが薬用植物としての人気を失った一因です。中毒症状は嘔吐、下痢、腹痛、めまい、頭痛に加え、麻痺、発熱、低体温などがあります。
