菊(キク)の薬効と活用法

種類

菊は白や黄色など様々な色があり、色ごとに異なる症状に用いられます。白い菊は視力低下やめまいに、黄色い菊は熱、頭痛、喉の痛み、風邪やインフルエンザ、寒気に使われます。野生種は小さな花頭で、栽培種は大きな花頭です。野生の菊は膿瘍の治療により効果的とされています。

薬用部位

主に花が使用されます。生の花は揮発性油を含み、アミノ酸やビタミンB1、カンフル、ボルネオール、アデニンが少量含まれます。植物の空中部(茎・葉)も薬用に利用されます。

伝統医学での利用

漢方(中医学)では「菊花(ジューハ)」として目の健康に用いられ、腎・肝機能の不調による視覚障害、乾燥眼、目の前の霞、めまい、過剰な涙を改善します。また、狭心症や高血圧の治療にも使われます。

その他の用途

菊には皮膚のブドウ球菌感染に対抗する成分があり、抗菌作用で体内感染の治療にも寄与します。感染に伴う頭痛やめまい、痈(うみ)にも有効とされています。

調製方法

最も一般的なのは菊茶です。熱湯で10分程度、密閉容器で抽出すると揮発油が保持されます。チンキ、クリーム、ローション、カプセルなどの形でも市販されています。用量は対象とする症状によります。

安全性

光感受性、過敏症、接触皮膚炎を起こすことがあります。ヨモギなどにアレルギーがある人は注意が必要です。

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