猫爪チンキの概要と利用法
特徴
猫爪(学名: Uncaria tomentosa, Uncaria guianensis)は、ベリーズからパラグアイまでのラテンアメリカに自生する木質つる植物です。米国ではU. tomentosaが主に使用され、欧州ではU. guianensisが一般的です。米国内で販売される多くはペルーの熱帯雨林産です。
収穫方法
チンキは主につるの幹の樹皮から抽出されます。根から抽出するとつるが枯死し、持続可能な栽培に適しません。商業的に流通する猫爪は管理された森林で育てられ、成熟した株の茎から8インチの切り枝で増殖します。樹皮は森林内で剥がれますが、重量があるため採取と輸送は手間がかかります。
効果
抗炎症作用が確認されており、ペルー・リマのサンマルコス大学で行われた臨床試験では、変形性関節症患者の炎症緩和に有効とされました。ただし、病状の進行を止めることはできません。関節炎治療の補助としては有用ですが、根治薬ではありません。
可能性
免疫機能強化効果が期待され、エイズ治療への応用が研究されています(Klaus Keplingerら)。現時点では結果は不確定ですが、アルツハイマー病や多発性硬化症への効果も検討中です。
用量と注意点
成人の推奨摂取量は1/4〜1/2ティースプーンを1日2〜3回です。小児への安全性は確認されていないため使用は推奨されません。副作用はまれですが、めまい、吐き気、下痢が報告されています。免疫抑制療法中や最近移植を受けた方は服用を避けてください。
