甘草(リコリス)根の副作用と利点
抗炎症作用
甘草根には天然の抗炎症成分が含まれ、体内のコルチコステロイドに似た働きをします。グリチルリチンがプロスタグランジンの生成を抑制し、炎症を軽減します。そのため、慢性疲労、腱炎、滑液包炎、過敏性腸症候群、乾癬、胃・腸潰瘍などの炎症性疾患に用いられます。
ホルモンバランスの調整
更年期や副腎機能低下によるホルモン不均衡の改善にも使用されます。グリチルリチンは副腎ホルモンに類似した作用を持ち、不妊症やアジソン病の補助療法としても利用されています。
胃腸の不調緩和
甘草エキスは胸焼けや消化不良の緩和に効果があります。特にイベロガスト(STW‑5)配合の製剤は、胃腸症状の軽減に有用です。
かゆみの緩和
湿疹やかゆみを伴う皮膚炎に対して、外用クリームに2%の甘草抽出物を配合すると、ステロイド様効果で症状を和らげます。
血圧上昇のリスク
グリチルリチンは血圧を上げる可能性があります。血圧上昇を避けたい場合は、DGL(脱グリチルリチン甘草)と表示されたサプリメントを選びましょう。ただし、脱グリチルリチン製品は一部の効果が弱まることがあります。
水分保持の副作用
甘草の摂取は体内の水分保持を促し、下肢のむくみや腎機能に負担をかけることがあります。
