はじめに
米国メリーランド大学によると、毎年10億件以上の風邪が発生しています。ウイルス性の上気道感染で、鼻水、咳、全身の倦怠感が主な症状です。冬や雨季に多く見られますが、季節を問わず起こります。風邪や咳に根本的な治療法はありませんが、症状の期間と強さを短縮する対策があります。
チキンスープの効果
長年にわたり、チキンスープは風邪と咳を和らげる定番とされてきました。メイヨークリニックの研究によると、チキンスープは以下の2つのメカニズムで症状を軽減します。
1. 炎症抑制
スープに含まれる成分が好中球の移動を抑え、呼吸器の炎症を低減します。
2. 粘液の排出促進
スープの温かさと成分が鼻腔内の粘液流動を促し、鼻づまりを改善し、ウイルスが粘膜に与える炎症時間を短くします。また、温かい液体は喉の刺激を和らげます。
メイヨークリニックの調査では、市販の缶入りチキンスープでも自家製と同等の効果があると報告されています。1杯(約240 ml)を1日2回まで飲むと、風邪と咳の緩和に役立ちます。
そばはちみつによる咳の緩和
ロチェスター大学医学センターは、はちみつが咳止め薬デキストロメトルファン(DM)と同等の効果を持つ可能性があると指摘しています。DMは子供から大人まで広く使われますが、筋肉痙攣やジストニアなどの副作用が報告されています。
ペンステート大学医学部の研究では、そばはちみつを使用した場合、DMに伴うリスクなしに咳症状が大幅に改善されたとされています。はちみつに含まれる高濃度の抗酸化物質が微生物を除去し、喉の炎症を抑えると考えられています。
就寝前に大さじ1(約15 g)のそばはちみつを直接摂取するか、日中に少量ずつ分けて摂ると、夜間の咳や日中の咳を抑えることができます。
まとめ
風邪や咳の治療には根本的な治療法はありませんが、チキンスープやそばはちみつといった自然療法が症状の緩和に有効です。適切な量を守り、体調に合わせて取り入れてみてください。
