鼻の通りが腫れたときのハーブ治療法
鼻腔や副鼻腔の腫れは、関節炎などの疾患に比べてはるかに一般的です。腫れが起こると鼻詰まりや痛みが生じ、通常は複数の薬を組み合わせて治療しますが、ハーブでも自然に改善できるケースがあります。以下では、腫れた鼻の通りを和らげる代表的なハーブとその使い方をご紹介します。
野生タイム(Wild Thyme)
ヨーロッパ原産の野生タイム(Thymus serpyllum)は、岩場や乾燥した草地に自生する希少植物です。花の先端は創傷や潰瘍、風邪やインフルエンザの症状緩和に利用されます。デコンジェスタント効果があり、鼻腔の腫れを縮小し、耳詰まりや副鼻腔疾患の回復を助けます。個人の体質や症状に合わせた適切な用量は、ハーバリストに相談してください。
ウッドベトニー(Wood Betony)
ウッドベトニー(Stachys officinalis)は中世に広く用いられたハーブで、記憶力低下や神経緊張、鼻詰まりによる頭痛に効果があります。ベトニーをコンフリーとリンデンの花と同量で混ぜ、沸騰した湯200mlに小さじ2杯(約10g)を入れて15分抽出します。1日3回、温かいティーとして飲みましょう。
アイブライト(Eyebright)
アイブライト(Euphrasia officinalis)はヨーロッパや北米の亜極地域に自生する一年草です。葉や茎は目・中耳・鼻腔の炎症を抑えるとされています。コンフリーと同様にハーブティーにして飲むか、エキス3mlを1日3回服用します。金銀花と併用すれば外用としても利用可能ですが、単独でのコンプレッションは推奨されません。
グラウンドアイビー(Ground Ivy)
グラウンドアイビー(Glechoma hederacea)は紫がかった青い花をつける多年草で、古代の薬草書にも記載があります。茎・葉・花は慢性的な鼻詰まりや「耳が詰まる」症状、腫れた副鼻腔に用いられます。小さじ1杯(約2g)を沸騰した水200mlに入れ、15分抽出した後に1日3回飲みます。
注意事項
ハーブはアレルギー反応を引き起こすことや、服用中の医薬品と相互作用する可能性があります。使用前に必ず医師または統合医療の専門家に相談し、推奨量を守ってください。
