閉経とマザーウォート(Leonurus cardiaca)の効果と注意点

中医学におけるマザーウォート

マザーウォートは数世紀にわたり中医学で使用されてきました。中央アジア原産で、その薬効の高さから世界中で栽培されています。

甲状腺機能の調整、肝臓・心臓・子宮のサポートなど多様な作用があります。呼吸困難の緩和や気道の開放、血液中の酸素供給を高めることで循環を改善します。

不安感を鎮め、睡眠薬とは異なり覚醒状態を保ったままリラックスさせます。更年期に伴ううつ症状の緩和や、月経周期の調整にも古くから利用されています。

マザーウォート科(Leonurus cardiaca)

学名は Leonurus cardiaca で、別名スローハート、ライオンテイル、ライオンイヤーなどがあります。シソ科に属し、茎は四角形、葉は三裂形です。花はピンクからライラック色の小さなものが6〜8月に咲き、全高は60〜100cmです。

その他の用途

更年期症状以外にも、ガスによる腹部膨満や便秘の緩和に役立ちます。骨盤への血流を増やすことで膣壁や膀胱、子宮の組織を厚くし、月経痛を軽減します。レノルリンという成分が子宮収縮を促し、血栓形成を防止する効果があります。

ブラックコホシュとの併用でむくみや膨満感の緩和が期待できます。

注意事項と警告

睡眠補助として使用すると依存性が生じる恐れがあります。妊娠中、特に妊娠初期は使用を避けてください。子宮収縮作用により流産のリスクがあります。心疾患がある方や血液を薄める薬を服用中の方は医師に相談してください。

推奨投与量

ブラックコホシュエキスと併用する場合、500mgを1〜2回、マザーウォートティーと合わせて1日2〜3回が目安です。ティーは沸騰した6オンス(約180ml)の水に乾燥葉1小さじを入れ、数分抽出します。苦味が強いためカプセル(1日1〜4粒)やチンキ(大さじ1杯まで)でも摂取できます。

ハーブ療法 - 関連記事