バコパ・モニエリの利用法
バコパ・モニエリはインド原産のハーブで、アーユルヴェーダ医学では「ブラーミ」と呼ばれ、古くからさまざまな疾患の治療や全身のトニック、抗老化目的で利用されてきました。近年は脳機能、がん抑制、ストレス緩和への効果が研究され、西洋でも注目が高まっています。
歴史
アーユルヴェーダでは、バコパ・モニエリは脳に最も重要なハーブとされ、体内の三つのドーシャ(エネルギー)を整えると信じられています。「ブラーミ」は宇宙創造神の名でもあり、古代から高い敬意を受けてきました。インドや東南アジアの湿地帯に自生し、ベトナム料理のスパイスとしても利用されます。
記憶向上
バコパ・モニエリは脳の活性化剤として最も広く用いられます。2002年に米国の研究者が『Journal of Neuropsychopharmacology』に掲載した二重盲検試験では、被験者にバコパ抽出物を投与した結果、学習した情報の忘却率が対照群に比べて有意に低下したことが報告されています。
がん対策
1995年、インド・マドラス大学の研究チームがサルコーマ癌細胞にバコパ抽出物を加えて培養したところ、細胞増殖が著しく抑制されました。この結果はバコパ・モニエリが抗がん作用を持つ可能性を示唆しています。
ストレス緩和
ストレスは人類の歴史と共に存在し、バコパは伝統的に鎮静とリフレッシュのハーブとして利用されてきました。2002年の『Phytotherapy Research』の論文では、ラットにバコパ抽出物を投与した結果、抗酸化活性が高まり、ストレス誘発酵素の増加が抑制されたことが示されています。
将来性
退行性疾患の予防や健康維持のためのサプリメントとして、バコパ・モニエリは地球上で最も有益な植物の一つと考えられます。
