エルダーベリーの特徴と活用法

概要

エルダーベリーはヨーロッパ原産の樹木で、最高30フィート(約9メートル)まで成長します。ヨーロッパから新大陸へ移住した入植者が持ち込み、現在はアリゾナ州、ニューメキシコ州、オレゴン州など米国各地で見られます。古くから自然療法や食品の原料として利用されてきましたが、樹皮・葉・種子にはシアノ配糖体サンブニグリンが含まれ、過剰摂取は有毒になる可能性があります。

料理への利用

熟したベリーはデザートや飲料に広く使われます。オレゴン州では野生のエルダーベリーを収穫し、ワイン、ゼリー、キャンディ、パイ、ソース、ハーブティーなどに加工します。ローフード志向の人は葉や花を利用して、エルダーベリーの花レモネードを作り、夏の爽やかな飲み物として楽しんでいます。

消化促進

乾燥させた樹皮エキスは便秘の改善など消化機能を助ける目的で利用されます。ドラッグストアや健康食品店では、エルダーベリー抽出物やカプセルが自然療法として販売されています。

免疫力向上

エルダーベリーはビタミンCや抗酸化物質を豊富に含み、感染症に対抗します。エルダーベリージュースは風邪やインフルエンザの症状(発熱、喉の痛み、筋肉痛、頭痛、鼻づまり、倦怠感、鼻副鼻腔炎)を和らげる効果が期待されています。

疼痛・炎症の緩和

花を温水で抽出したエルダーベリーは、リウマチや関節炎、関節のこわばりに伴う痛みや炎症を和らげます。カモミールと合わせた花や葉のブレンドは、打撲、刺傷、創傷、捻挫、あざの治療に利用できます。また、エルダーベリージュースはやけどの軟膏としても活用できます。

美容効果

エルダーベリーで抽出した水は、肌のトーンを整え、シミやそばかすを薄くする効果があります。スキンケアとしても利用されています。

副作用と注意点

生のエルダーベリーには毒性があるため、決して生食しないでください。サプリメントとして摂取する場合は、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。主な副作用は胃腸障害(下痢、嘔吐、腹痛)、めまい、脱力、けいれん、心拍数の増加などです。妊娠中や授乳中の女性は、先天性欠損や流産のリスクがあるため摂取を避けるべきです。必ず加熱調理した青色または黒色のベリーを使用してください。

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