オレガノオイルは医学的に利用できるのか?
医療用途
ハーブ療法士は、オレガノオイルに抗ウイルス、抗酸化、抗炎症、抗真菌、抗菌、抗寄生虫作用があると考えています。下痢、消化不良、不安、風邪症状、頭痛、歯痛、歯周病、リウマチ、耳痛、慢性疲労症候群、線維筋痛症、副鼻腔感染、気管支炎、アレルギーなどの治療に内服します。また、虫刺され、足白癬、皮膚発疹、にきび、フケ、湿疹の外用にも使用されます。
主成分
オレガノオイルの主な有効成分はカルバクロール(イソメリックフェノール)とチモール(フェノール系化合物)です。カルバクロールは試験管やマウスで細菌を死滅させる効果が示され、チモールは免疫機能を高めます。
栄養価
オレガノ(Origanum vulgare)は鉄、カルシウム、亜鉛、マグネシウム、カリウム、ホウ素、銅、マンガンが豊富です。また、ビタミンA・C、ナイアシンも含まれます。
副作用と薬物相互作用
報告されている副作用や薬物相互作用はありません。ただし、米国食品医薬品局(FDA)はオレガノオイルを医薬品として承認しておらず、安全性に関する公式な臨床試験は実施されていません。
関連文献
カス・イングラム医師(D.O.)著『The Cure is in the Cupboard—How to Use Oregano for Better Health』では、血液性真菌感染をオレガノオイルで治癒したと述べられ、他の医療利用例も多数紹介されています。
ジョージタウン大学の研究
2005年にジョージタウン大学医学センターが実施した研究では、オレガノオイルが黄色ブドウ球菌、ヘリコバクター・ピロリ、大腸菌、クレブシエラ・肺炎菌、土壌結核菌などの細菌を殺菌できることが確認されました。研究は「特に抗菌薬に耐性を示す重篤な感染症の予防・治療に有用である可能性がある」と結論付けています。
