エッシックティーの歴史と効能

エッシック(Essiac)は、カナダの看護師レーヌ・カエス(Rene Caisse)が1922年に発見したハーブティーです。名前は自身の姓「Caisse」を逆さまにしたもので、ある乳がん患者がオジブワ族の薬草医からエッシックを受け取り、がんが回復したことがきっかけです。この経験を受け、カエスはエッシックを診療に取り入れました。

歴史

カエスは患者に秘密のティー配合と注射を行い、がん治療に活用しました。しかし1938年にカナダ当局の調査を受け、エッシックの効果を裏付ける証拠が不十分と判断されました。1977年にカエスは自身の秘伝レシピをカナダの製薬会社に譲渡し、商品化が進みました。

構成成分

エッシックティーは複数のハーブをブレンドしたものです。初期の配合は以下の4種でした。

  • 滑りやすいカバ(スリッパリーエルム)内皮
  • ゴボウ根
  • インディアン・ルバーブ根
  • シープソレル(ヤマブドウ)

その後、祝福スィッツル、ウォータークレス、レッドクローバー、昆布が加えられ、商品名は「Flor Essence」となりました。一部のハーブは抗がん作用が示唆されていますが、エッシック全体が抗がん剤として認められたわけではありません。

主な効能(報告されているもの)

臨床的なエビデンスは不足していますが、以下の症状に対して効果があると報告されています。

  • 疲労感の軽減
  • 子宮筋腫
  • 低血糖
  • 痔核、勃起不全、睡眠障害
  • 甲状腺機能障害、潰瘍、いぼ、アレルギー
  • 関節炎、認知症、乾癬
  • AIDS、パーキンソン病、多発性硬化症

追加的な主張

エッシック愛好者は、血液浄化、体内デトックス、エネルギー回復、炎症緩和、過剰粘液の除去、胃刺激、免疫力向上などの効果を訴えています。

飲用方法

空腹時に1日1〜12オンス(約30〜350ml)を目安に飲むとされています。液体タイプと乾燥粉末タイプの両方が市販されています。

注意事項

米国がん協会(ACS)は、エッシックティーの摂取により低血糖、下痢・便秘、嘔吐、腎臓や肝臓へのダメージが起こる可能性があると警告しています。また、他のハーブや医薬品と併用すると副作用が出る恐れがあるため、併用は避けるべきです。

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