自家製ナチュラルアスピリンの作り方
市販の小さなアスピリン錠は、何千年もの歴史を持つ天然の鎮痛・解熱剤を人工的に合成したものです。北米先住民やヨーロッパの古代人がヤナギ類からサリシンを抽出していた記録があり、現在のアスピリンは長い伝統に根ざしています。さまざまな抽出方法を使えば、自分でも自然なアスピリンを作ることができます。
必要なもの
- 白ヤナギの樹皮(生枝または乾燥粉末)
- 水
- ウォッカ(アルコール抽出用)
- 鍋と調理器具
- 細かい網のこし器
- 暗色のガラス瓶(ストッパー付き)
作り方
水辺に自生する白ヤナギの新鮮な柔らかい枝を集めます。枝は切り取ってジッパー付きのビニール袋に入れ、帰宅まで保管します。
枝を流水でよく洗い、短く切ってから茎をつぶし、内側の樹皮を露出させます。
樹皮の量に対し、半量の水を用意します。例えば、白ヤナギの樹皮をカップ2杯用意したら、水はカップ1杯です。
鍋で水を沸騰させ、火を止めます。すぐに樹皮を入れ、蓋をしっかり閉めて数時間放置します。
液体を細かい網でこし、暗色のガラス瓶に入れて冷蔵保存します。水抽出の場合は約1週間持ちます。
より強いサリシン抽出を望む場合は水の代わりにウォッカを使用します。沸騰させず、樹皮をガラス瓶に詰め、樹皮が浸る程度のウォッカを注ぎ、蓋を閉めて暗く涼しい場所で3週間保管します。その後液体をこし、暗色の瓶に移して直射日光を避けて保存すれば、約1年保存可能です。
市販の乾燥白ヤナギ樹皮粉末を1カプセル分、温かい水やお茶に溶かして飲みます。苦味が強いので、蜂蜜を少量加えると飲みやすくなります。
ハーブ学では、樹皮や粉末から抽出したエキスだけでなく、煎じ液(デコクション)、浸出液(インフュージョン)、チンキ(ティンクチャー)など、目的や手元の材料に応じた方法が用いられます。詳しくは参考文献をご覧ください。
