銀水(コロイド銀)とは?
一般にコロイド銀として知られる銀水は、銀粒子が液体中に分散した溶液です。必ずしも水だけでなく、さまざまな溶媒が用いられます。宇宙船の水供給では殺菌目的で使用されてきましたが、近年は代替医療の分野で、美容・免疫機能向上・スポーツパフォーマンス向上・栄養補助・ストレス緩和など、さまざまな効果が主張されています。
背景
銀は宝飾品や電気部品など多岐にわたる用途があり、古くから医療にも利用されてきました。処方薬としての使用は主に外用で、副作用が報告されています。一方、コロイド銀(銀水)は経口摂取、皮膚への塗布、注射など多様な方法で使用されます。
注目すべき点
- 米国食品医薬品局(FDA)はコロイド銀を「栄養補助食品」として規制しており、医薬品的な効果を謳う製品は市場から撤去されることがあります。FDA と連邦取引委員会(FTC)は、医薬品的主張を行う企業に対し警告を出しています。
- 米国国立衛生研究所(NIH)の報告によると、2000年と2003年に銀水摂取による皮膚の青灰色変色(アルギリア)症例が2件報告されています。
科学的根拠
NIH が運営する補完代替医療センターの調査では、コロイド銀は人体に必要な栄養素ではなく、体内での機能は確認されていません。また、製品ごとの銀濃度は大きく異なり、過剰摂取による健康リスクが懸念されています。
