コロイド銀(銀ナノ粒子)の効果とリスク:医療用途は安全か?
コロイド銀は、銀の微細粒子が水などの液体に均一に分散した製品です。インターネット上では感染症をはじめとするさまざまな健康状態の治療として宣伝されていますが、科学的根拠は乏しいとされています。
歴史
銀は古代から医療に利用されてきました。20世紀初頭までは梅毒治療にも用いられていました。
抗菌作用
実験室レベルでは、銀が一部の感染性微生物に対して抗菌作用を示すことが確認されています。しかし、この効果が人に対して安全かつ有効な治療につながるという証拠はありません。
米国食品医薬品局(FDA)の見解
FDAはコロイド銀を安全または有効な医薬品として認めていません。医療目的での効果を謳う製品は「誤表示」とみなされます。
副作用
銀の過剰摂取は銀中毒(アルジア)を引き起こし、皮膚、臓器、眼に銀が沈着して灰色に変色します。
広告主への取締り
1996年以降、FDAと連邦取引委員会(FTC)は20社以上に対し、コロイド銀を医療目的で宣伝することを中止するよう警告・合意を行っています。
