フォトライト療法(光線療法)
皮膚疾患の治療
フォトライト療法(光線療法)は、紫外線を利用してさまざまな皮膚疾患を改善します。
乾癬(かんせん)
乾癬は自己免疫疾患で、異常に活性化したT細胞が皮膚に炎症を引き起こします。光線療法によりこれらのT細胞が死滅し、皮膚細胞の増殖速度が抑制され、炎症が軽減されます。オーストラリア皮膚科学ジャーナルの研究では、狭帯域UVB光線療法が生活の質を顕著に改善したと報告されています。
白斑(はくはん)
白斑は自己免疫によってメラノサイトが破壊され、皮膚が白くなる病気です。光線療法は失われた色素を徐々に再生成させ、斑点の境界部から内側へと色素を回復させます。米国皮膚科学会誌の研究では、子供に対する治療も安全かつ有効であることが示されています。
湿疹(しっしん)
湿疹は乾燥した赤い斑点と強いかゆみを伴う炎症です。過敏反応やアレルギー、ストレスが原因とされます。Lancetに掲載された研究は、光線療法が効果的で忍容性が高い治療法であると結論付けました。
季節性情動障害(SAD)の治療
季節性情動障害は、日照時間が短くなる冬季にうつ症状が現れる精神疾患です。朝の時間帯に光を目から直接受けることで最も効果が高く、皮膚からの照射は効果が低いとされています。
市販の光療法ボックスは、UVカット機能があり、10,000ルクス以上を一定距離で放射する製品を選びましょう。処方箋は不要ですが、SAD対応ラベルが付いているか確認してください。
新生児黄疸の治療
黄疸は血中ビリルビンが過剰になることで皮膚が黄色くなる症状です。新生児に光線療法を行うと、皮膚が光を吸収しビリルビンを水溶性の形に変換、体外へ排出しやすくなります。
