線維筋痛症のためのマグネシウムマレートの効果と注意点
線維筋痛症は、腱・筋肉・靭帯に広範な痛みが現れ、特有の圧痛点や倦怠感、うつ症状、睡眠障害、消化器症状を伴います。マグネシウムとリンゴ酸からなるマグネシウムマレートは、同症状の緩和に注目されているサプリメントです。ただし、腎機能障害のある方は使用前に医師と相談してください。
痛みの軽減
- ミシガン大学医療システムの8週間予備試験では、マグネシウムマレートが筋肉痛を軽減する可能性が示されました。
- 同研究者による二重盲検試験では、低用量(600 mgマグネシウム未満)では痛みの減少は認められませんでした。
- 600 mgのマグネシウムと2,400 mgのリンゴ酸という高用量での研究では痛みの軽減が報告されていますが、二重盲検法が取られていないため結論は不確かです。
エネルギー向上
- 線維筋痛症患者は疲労感とマグネシウム欠乏が頻繁に見られます。ウィスコンシン大学統合医療センターは、マグネシウムマレートを疲労改善に最適な形態と評価しています。
- マグネシウムは体内のエネルギー産生に関与し、リンゴ酸はクエン酸回路(クレブス回路)で重要な役割を果たします。
他のサプリメントとの併用
- MedlinePlusは、魚油やビタミン類と組み合わせることで、マグネシウムマレートの疼痛緩和効果が高まる可能性があると報告しています。
用量
- メリーランド大学医療センターの推奨は、1日3回、1回あたりマグネシウム200 mg、リンゴ酸1,200 mgを摂取することです。
- 市販のマグネシウムマレートは、ラベルにマグネシウムとリンゴ酸の含有量が記載されています。
副作用
- 腎不全患者はマグネシウムの排泄が困難なため、サプリメント使用前に必ず医師に相談してください。
- 大量摂取や急激な増量は腹部痙攣、下痢、吐き気を引き起こすことがあります。下痢は過剰摂取による中毒を防ぐ自然な排泄反応です。
マグネシウムの吸収阻害要因
- ビタミンD、カルシウム、タラ肝油、紅茶、ココア、高脂肪食はマグネシウムの吸収を低下させます。
- ほうれん草やチャードなどの緑葉野菜に含まれるシュウ酸も吸収を妨げます。
