プロバイオティクスとは何か?
歴史
プロバイオティクスは、1902年から1914年にかけて、著名な微生物学者エリ・メチニコフ博士がパスツール研究所で最初に研究しました。発酵乳製品の実験中、メチニコフはサワーミルクなどの酸性食品が胃のpHを安定させ、消化機能を高めると仮定しました。その後の研究で、実際に効果をもたらしたのは乳製品に自然に含まれる細菌培養であることが判明しました。「プロバイオティクス」という名称は1953年に、消化機能を助ける細菌群を指す言葉として付けられ、現在までに20種以上のプロバイオティクス菌が確認されています。
効果
プロバイオティクスを定期的に摂取すると、排便回数や排便のしやすさがすぐに改善されます。長期的にはコレステロールや血圧の低下、免疫機能の向上などの効果が報告されています。また、乳糖不耐症や過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎などの症状緩和にも役立つとされています。
副作用
プロバイオティクスの副作用は軽度で、数日間の継続使用で自然に軽減します。下痢、腹部膨満感、痙攣、ガスの増加などが一般的です。これらは、1週間にわたって徐々に摂取量を増やすことで最小限に抑えることができます。
注意点
プロバイオティクスは概ね安全とされていますが、2008年の研究で急性膵炎を併発した患者において死亡例が増加したことが報告されています。現在、追加の研究が進行中です。
製品例
近年、プロバイオティクスはサプリメントから乳製品まで、さまざまな形で市販されています。酸性菌(アシドフィルス)を含むカプセルは、胃内の細菌叢を増やす市販のサプリメントとして入手可能です。同様に、アクティビアやダノンなどのヨーグルトブランドは、ライブ・アクティブ・カルチャーを配合した商品を展開しています。
