コロラドティックフィーバー(CTF)とは?知っておくべきポイント
概要
コロラドティックフィーバー(Colorado tick fever、CTF)は、ロッキー山脈に分布するアンダーソンマダニ(Dermacentor andersoni)に刺されたことによって感染するウイルス性疾患です。米国とカナダのロッキー山脈地域で最も頻繁に報告されるマダニ媒介感染症です。
症状
CTFの症状は、感染したマダニに刺された後 3〜6 日で現れることが多いです。主な症状は以下の通りです。
- 発熱・悪寒
- 頭痛
- 吐き気・嘔吐・下痢
- 倦怠感
- 筋肉痛・関節痛
- リンパ節腫脹
- 手のひらや足の裏に現れることがある発疹
治療
CTFに対する特効薬はありません。治療は対症療法が中心で、十分な休養と水分補給、解熱鎮痛剤の使用が推奨されます。多くの患者は 2〜3 週間で自然に回復しますが、重症例では入院が必要になることがあります。
予防
マダニに刺されないようにすることが最も重要です。具体的な予防策は次のとおりです。
- マダニが生息すると知られている地域への立ち入りを控える
- DEET(ジエチルトルエン)配合の虫除けスプレーを使用する
- 長袖・長ズボンを着用し、ズボンは靴下の中に入れる
- 帽子をかぶり、体全体を覆う
- 屋外活動後は全身をチェックし、マダニが付着していないか確認する
- マダニが見つかったら速やかに適切な方法で除去する
受診の目安
上記の症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診し、CTFの可能性について相談してください。
