がん疼痛に使用される主な鎮痛剤
がんによる疼痛は、がんの種類や進行度、患者さんの痛みへの耐性など、さまざまな要因で決まります。血管閉塞による循環不全、転移や骨折、感染、炎症、治療副作用、腫瘍による神経圧迫、精神的な問題などが主な原因です。疼痛は体の変化による生理的ストレスが原因となるため、主に薬物療法で対処します。
抗うつ薬
抗うつ薬は、がん治療に伴う神経性疼痛の緩和に役立ちますが、効果が現れるまで数週間かかることがあります。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
イブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬は、軽度のがん疼痛にしばしば用いられます。市販薬または処方薬として入手でき、腫れや炎症を抑えながら痛みを和らげます。
オピオイド
オピオイドはがん患者の疼痛管理に広く使用される鎮痛薬です。痛み信号を脳へ伝えるのを阻止したり、脳の信号解釈を変えることで効果を発揮します。アスピリンからモルヒネやコードインといった強力なオピオイドまで、非麻薬性・麻薬性の両方があります。患者ごとに最適な組み合わせを見つける必要があり、モルヒネやビコディンが効かない場合は、フェンタニル貼付剤(デュラジェシック)などのパッチが処方されることもあります。貼付剤は数日間にわたって薬剤を持続的に放出し、注射による痛みを回避できます。
ステロイド
ステロイドは体内で自然に生成されるほか、炎症や疼痛を軽減するために投与されます。プレドニゾンなどは炎症を抑え、がん疼痛の緩和に役立ちます。
抗痙攣薬
抗痙攣薬はてんかん発作の管理だけでなく、神経性疼痛の緩和にも有効です。特に腫瘍が神経を圧迫している場合に効果が期待できます。
放射性医薬品・その他の代替薬
放射性医薬品は骨転移による疼痛緩和に用いられます。ビスホスホネートやカルシトニンも同様に、骨転移性がんの痛みを軽減します。
