神経芽細胞腫の長期予後と予後因子
神経芽細胞腫は小児が罹患するがんで、米国では毎年約500人の子どもが診断されます。発症の90%は5歳未満で、10歳以上の子どもではまれです。
ステージ分類
ステージは1〜4の4段階に分けられ、腫瘍の広がりやリンパ節、他臓器への転移の有無を示します。ステージが高いほど、一般的に予後は不良です。
予後マーカー
ステージだけでなく、以下の予後マーカーが予測精度を高めます。
- 年齢:18か月未満は予後が良好。
- 腫瘍組織学:正常に近い細胞が多いほど予後が良い。
- DNA倍性:DNA量が多い(多倍体)ほど予後が良好。
- MYCN遺伝子増幅:存在すると予後が悪化。
リスクグループ
神経芽細胞腫はリスクに応じて低リスク・中リスク・高リスクに分類されます。低リスク群は単一の治療で治癒が期待できる一方、高リスク群は複数の治療を組み合わせても治癒が難しいです。
リスクグループ別生存率
低リスク群の5年生存率は90〜95%、中リスク群は80〜90%、高リスク群は20〜40%です。
予後に影響する要因
個々の症例は異なりますが、子どもの全身状態、治療への反応・耐性、腫瘍の増殖・転移パターンなどが予後に影響します。
