がんサバイバーの食事ガイド
治療が終了した後、健康的な食事プランを実践することでがんサバイバーは再び体調を取り戻すことができます。医師は個々のニーズに合わせた栄養計画を提案することがありますが、以下の基本的な指針を参考にしてください。
食品
1996年以降、研究者は野菜とがん予防の関係を調査してきました。Journal of the American Dietetic Associationに掲載された報告では、野菜や果物の摂取量が増えると、消化器系、肺、膵臓、結腸など特定のがんに対する保護効果があることが示されています。米国がん協会(ACS)も、1日5〜7皿の野菜・果物の摂取を推奨しています。
野菜や果物を選ぶ際は、細胞のダメージを防ぐ抗酸化物質が豊富なものを選びましょう。抗酸化物質にはビタミンC、ビタミンE、カロテノイドが含まれます。例として、豆類、ベリー類、リンゴ、ペカン、プラム、さつまいもなどが挙げられます。できるだけ生で食べると、加熱による抗酸化物質の減少を防げます。
もう一つの基本的な栄養指針は、脂肪摂取量を減らすことです。特に体重が過剰なサバイバーにとって重要です。飽和脂肪よりも、魚に含まれるオメガ‑3脂肪酸を多く含む食品を選びましょう。調理法は、ブロイリングやベーキングなど脂肪を落としやすい方法が効果的です。脂肪分が少なくタンパク質が豊富な食材として、赤身肉、卵、種子類が挙げられます。
アルコールは、たまに飲む程度ならリスクは低いとされていますが、可能であれば控えることをおすすめします。アルコールは口腔や咽頭がんのリスクを高めるとされ、がんサバイバーは二次がんの発症リスクが高まる可能性があります。
誤解
栄養素を増やすことは大切ですが、過食は別の健康問題を招く恐れがあります。適切な食事量を守り、定期的な運動で健康体重を維持しましょう。また、サプリメントが必ずしも有効とは限りません。たとえばセントジョーンズワートは、避妊薬など他の薬と相互作用することがあります。サプリメントを取り入れる際は、必ず医師に相談し、メリットとデメリットを確認してください。
これらの指針を日常に取り入れることで、がん治療後の体調回復と長期的な健康維持に役立てることができます。
