前立腺生検の概要と注意点

目的

前立腺生検は、直腸指診で異常が疑われた場合に実施し、前立腺組織の細胞を採取して顕微鏡で検査することで、前立腺がんの早期発見を目指す手技です。

手順

検査は通常30分以内で終了します。患者は仰向けに寝かせ、経直腸超音波で前立腺の画像を取得します。その画像をガイドに、細い針を直腸壁から前立腺へ挿入し、組織サンプルを採取します。標準的には10〜12コアを採取しますが、がんの有無を確実に判断するために45コアまで採取する場合もあります。多数のサンプルを取る際は局所麻酔が行われます。

注意点・副作用

検査中の痛みは軽度であることが多いですが、検査後に尿、便、精液に血液が混じることがあります。これは通常の反応であり、心配する必要はありません。ピッツバーグ大学癌研究所によると、重篤な出血や感染症が起こるのは1%未満と報告されています。

事前準備

検査前に出血傾向や麻酔薬アレルギー、服用中の薬剤(特に抗凝固薬)について医師に伝えてください。医師は同意書にサインを求め、検査のリスクと利益を説明します。

検査後の対応と追加検査

生検でがんが確認されなかった場合でも、将来的に腫瘍が発生する可能性は残ります。がんが検出された場合は、血液検査、骨シンチグラフィー、リンパ節生検、CT検査などの追加検査が行われます。前立腺生検が不妊や勃起不全を引き起こすという誤解はありません。

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