前立腺超音波検査(TRUS)の目的・手順・期待できること

前立腺超音波検査(TRUS)とは

前立腺超音波検査(経直腸超音波、TRUS)は、音波を利用して前立腺および周囲組織のリアルタイム画像を取得する検査です。前立腺の状態や構造を評価し、がんや前立腺肥大などの疾患の診断・管理に活用されます。

1. 前立腺がんのスクリーニング

50歳以上の男性やリスクが高い人に対し、超音波で前立腺の詳細画像を取得し、異常部位や疑わしい領域を検出します。必要に応じて生検の対象を特定できます。

2. 生検のガイド

疑わしい領域が確認された場合、超音波画像をリアルタイムで確認しながら細い針を前立腺内に挿入し、組織サンプルを採取します。針の正確な位置決めに役立ちます。

3. 前立腺肥大(BPH)の評価

前立腺の大きさ・形状・構造を測定し、良性前立腺肥大の診断・経過観察に利用します。尿路症状の原因評価にも役立ちます。

4. 前立腺炎の診断

炎症や腫脹、感染の有無を画像で確認し、前立腺炎の診断を補助します。

5. 尿路閉塞の評価

前立腺肥大による尿道狭窄や他の閉塞部位を特定し、尿排出障害の原因を明らかにします。

6. 治療効果のモニタリング

がんやBPHなどの治療中に定期的に超音波検査を行い、腫瘍の縮小や前立腺サイズの変化を評価し、治療効果を判断します。

7. 前立腺内感染・膿瘍の検出

感染症や膿瘍がある場合、その位置と大きさを画像で把握し、適切な治療計画を立てます。

前立腺超音波検査は、血液検査やMRIなど他の診断手段と組み合わせて実施され、正確な診断と最適な治療方針の決定に重要な役割を果たします。

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