解剖学における内転とは何か

内転の定義

解剖学で「内転」とは、体の中心線(手や足の場合は手・足の中央軸)に向かって身体部位を動かすことを指します。対義語は「外転」で、中心線から離れる動きです。

主な内転筋

内転は主に内転筋が担います。例えば大腿部の大転子筋(adductor magnus)は股関節で大腿を体の中心線へ引き寄せます。

内転の具体例

  • 上肢の内転:腕を体の中心線に向けて内側に動かす。主に広背筋と大胸筋が関与します。
  • 指の内転:指を手のひらの中心に近づける。親指は拇指内転筋、他の指は虫様筋が担当します。
  • 足趾の内転:足の指を足の中心線に近づける。母趾外転筋が母趾を、骨間筋が他の趾を内転させます。
  • 声帯の内転:発声時に声帯を閉じ合わせる動きで、正常な音声生成に不可欠です。

その他のポイント

内転は関節や動作の軸に応じて異なる平面で起こります。また、屈曲や伸展など他の動きと組み合わせて行われることもあります。

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