タトゥーインクとヘアカラーのアレルギー
ヘアカラーとヘナタトゥーの関係
ヘアカラーとヘナタトゥーの両方でアレルギーを起こす人は、主にパラフェニレンジアミン(PPD)に対する感受性が原因です。市販のヘアカラーの約2/3は、着色剤としてPPDを使用しています。この化学物質は繊維、化粧品、印刷インク、黒色ゴムなどにも含まれます。
症状
PPDに対するアレルギー反応として、接触性皮膚炎が一般的です。赤み、かゆみ、灼熱感や肉芽腫が生じます。まれに接触蕁麻疹が起こり、全身に紅斑や喘鳴、嚥下困難、くしゃみ、嘔吐などの症状が現れます。さらに稀ですが、血圧低下と気道閉塞を伴うアナフィラキシーショックが報告されています。
治療法
接触性皮膚炎の場合は、まず患部をやさしい石鹸で洗浄し、過剰な染料を除去します。その後、2%の過酸化水素溶液または1:5,000に希釈したカリウム過酸化物を湿布として使用します。皮膚の張りが強いときは、冷やしたオリーブオイルとライムのドレッシングで緩和できます。接触蕁麻疹やアナフィラキシーショックなど重篤な症状が出た場合は、直ちに医療機関を受診してください。
PPD過敏症を防ぐ方法
酸化系のヘアカラー(2本セットで混合使用するタイプ)はPPDを含むことが多いため、使用を控えましょう。職場でPPDに触れる可能性がある場合は、防護服や手袋を着用してください。また、PPDは一部の局所麻酔薬にも含まれるため、手術や処置を受ける際は必ず医師にアレルギーを伝えてください。
その他の可能性のある原因
ヘアカラーやタトゥーの施術時に使用されるラテックス手袋に対してラテックスアレルギーがある場合、実際の原因はPPDではなくラテックスかもしれません。ラテックスに過敏症がある方は、施術者にラテックスフリーの手袋を使用してもらうよう依頼してください。
