水中毒(過剰摂取)への治療法は?

概要

水中毒は大量の水を摂取し、排尿や発汗で十分に排出できない状態です。頭痛、意識混濁、吐き気、倦怠感などの症状が現れ、血中ナトリウム濃度が低下して低ナトリウム血症を起こすことがあります。細胞が膨張し、特に脳が腫れると意識障害や最悪の場合は昏睡・死亡に至ります。

治療法

1. 水分制限

軽症の場合はまず水分摂取を制限します。腎臓が余分な水分を自然に排出し、症状が改善します。

2. 点滴(IV)による電解質補正

重症で低ナトリウム血症が認められる場合、点滴で血中ナトリウムをゆっくり補正します。急激にナトリウム濃度を上げると逆に脳浮腫が悪化するリスクがあるため、慎重に投与します。

3. 利尿剤

腎機能が低下して水分が体内に残っている場合、利尿剤を使用して腎臓の排尿を促進し、余分な水分を速やかに排出させます。通常は他の治療と併用します。

4. バソプレシン抑制薬

身体的ストレスにより抗利尿ホルモン(バソプレシン)が分泌されると、腎臓の水分再吸収が増加し水中毒が悪化します。利尿剤だけで効果が不十分な場合、バソプレシンの作用を直接阻害する薬剤を投与します。

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